幼稚園や保育所では、年に2回以上の避難訓練を行い、それを消防署に届け出る義務があると法律で定められています。ほとんどの園が、学期に1回、月に1回などのペースで地震や火災などを想定した避難訓練を実施しています。
また、東日本大震災をきっかけに避難訓練をより時間をかけて、実際の災害を想定して行う保育園が増えてきました。
そこで、今回は保育士さんや保育園さんから聞いた避難訓練で大事にしているポイントを3つ聞いてきました!
① 様々な時間帯で避難訓練を行う
災害はいつどこで起こるか分かりません。
・ 子どもたちが登園中の朝の時間帯
・ お散歩中に保育園の外で、
・ お昼寝の時間帯
・ 延長保育の時間帯の合同保育の際
など、様々な状況や場所、時間帯が考えられます。
このようなことから、避難訓練の時間帯をできるだけ毎回違う時間帯で行うようにして、様々なケースに対応できるようにしましょう。
② 実際に災害が起きたときに自ら行動ができるように意識する
実際に災害などが起きたときは、少ない保育士さんたちで子どもたちを誘導しなければいけません。
保育士さんが落ち着いていないと子どもたちが動揺してしまい、実際の避難に時間がかかってしまうなどの影響が出てしまうかもしれません。
ですので、保育士さんは避難訓練のときから、実際の災害発生時を想定して行動することを心がけるようにしましょう。
③ 連絡方法・受け渡し方法の訓練・確認を大切にする
東日本大震災の際、連絡方法や受け渡しの方法について大変話題になりました。保育園にいる子どもたちは高台などに避難をしたのだが、保護者の方が保育園にお迎えに来て被災されたという話もありました。
そこで、保育園と保護者の方の連絡方法を今一度確認をしましょう。
また、受け渡しの場所や保育園の子どもたちが避難する避難先なども保護者の方と確認をして、受け渡しをその避難所で行うなど、細かい注意点なども確認しておきましょう!!
避難訓練のこの3つのポイントは、保育士さんにとって実際に避難しなければいけない状況になったとき、とても大切です!
ですので、保育士さんは保育士さん以外の方もいざというときのために覚えておいてください!