保育士のお仕事は、やりがいがあると同時に大変なことも多いです。
子どもがとってもだいすき!という気持ちだけでは乗り越えられない専門職。
保育園で働く保育士さんが、辞めたいという気持ちになる時は一体どういう時でしょうか。

保育クレヨン

 

第3位・・・園の保育方針が合わない!

特に私立保育園は法人独自の保育方針に沿って保育を行っています。

こういった子どもを育てたい!という保育目標と、それに向かってどのような保育を日常的に行っていくかなどなどの保育方針は様々なのです。
縦割り保育、横割り保育などの保育室の構成、打楽器の演奏に力を入れる園、スポーツの時間を多くとり体つくりに力を入れる園など、保育士さんにとってはどういった園で働くことが合っているのか、求人を見て選ぶ時に迷ってしまいますよね。
園のスタイルと自分の保育スタイルがマッチングしていなければ就職したものの、もっとこういった保育園の方が自分に合っているのでは?と疑問に思う瞬間が出てくるのは当然です。

特に、転職した先の保育園に勤める保育士さんがこういった理由で辞めたいと感じることが多いです。転職した園と前回勤めていた園とはまた異なる保育方針だったりすると、長年慣れてきた保育スタイルを転職先に合わせることがなかなか難しいといったことがあります。

そういったことで第3位は「園の保育方針が合わない!」と感じた時でした。

 

第2位・・・仕事がハード!

保育園にはたくさんの子どもたちが登園しています。

保育士は毎日一人ひとりをきちんと観察し、その様子を日誌に記入し保護者には連絡帳の記載をしなくてはいけません。0~5歳は多くのことをこれから覚える時期です。この年齢までにこういったことができるように、などの目標を立て保育をする園もあるでしょう。一人ひとりの子どもたちが同じようにできるというのはそう簡単なことではなく相当な努力が必要となります。なかなか覚えられなかったり、言うことをきこうとしなかったり、色々な子どもたちがいる中で、保育士はどういった保育がこの子には必要なのかを考え、実践が求められます。こういった保育面で挫折や苦悩を感じる保育士さんは多いです。

また、保育園は早朝保育、延長保育、休日保育など保護者のニーズに応じて様々な保育サービスを展開しています。朝は7:00から、夜は19:00までの園がほとんどではないでしょうか(その場合の勤務時間は早番・遅番・普通番の三交替制)。必要があれば残業や持ち帰りの仕事があるなどの、仕事量の面で続けていくことに悩む保育士さんもいます。

第2位は「仕事(保育面・仕事量)がハード!」と感じた時でした。

 

そして第1位・・・人間関係!

保育だけではない、仕事をしている人なら誰にでもついてまわる人間関係。
保育士と子どもはもちろん、保育士と保育士、保育士と看護師、保育士と園長先生、保育士と保護者・・・多くの人間関係の中でのお仕事です。同じ保育園の職員ということは仲間意識を持って、お互い協力しながら支えあって、トラブルや多くのことを解決していかなくてはいけません。
保育士さんは新卒~ベテランまで様々。考え方も保育にあたる姿勢なども保育士それぞれです。新卒で入ったなら、すでに仲間意識が固まっている世界に入ることはたやすいことではありませんし受け入れる側もそうです。人間関係を作るのは周りの保育士さんだけでなく自分でもあるということを念頭に入れ、良い雰囲気の職場作りの一助になろうという気持ちを持たなくてはいけませんね。
ただ、やはりこちらが努力していても周りの雰囲気がいつまでも悪かったり、働く保育士の考え方や保育方法が自分とは全く異なっていたりすると、これ以上続けるのはなかなか難しいです。

保育士を辞めたくなる時、第1位は「人間関係!」でした!

1位 人間関係
2位 仕事がハード
3位 園の保育方針が合わない

保育士には子どもがすきだから!という理由だけでは乗り越えられない壁が多くありますが、子どもがすき!を基準に情熱や愛情を注ぎ、複雑な人間関係の中でお互い助け合える自分にピッタリの園がきっと見つかると思います!

以上、保育士さんに聞いた、保育士を辞めたくなる時ベスト3!でした!!